個人で商標登録した商標を法人名義に変更することは可能でしょうか?

はい。可能です。

個人で商標登録した商標を法人名義に変更する場合には、商標権移転登録申請書の手続きを行います。

この書面には、まず、最初に書類名を「商標権移転登録申請書」と記載します。

次に提出年月日を平成○○年○月○日、宛先として特許庁長官と記載します。

その下に、本移転申請に係る商標権の登録番号を記し、登録の目的として「本商標権の移転」と記載します。

続いて、申請人（登録権利者）として、この移転申請により新しく商標権者となる者の住所又は居所、氏名又は名称、法人の場合は代表者の氏名を記載します。

ここで、代理人により申請を行う場合には、その下に申請代理人と書き、その者の住所又は居所、氏名等を続いて記載します。

その次に、申請人（登録義務者）として、この申請により商標権者でなくなる者の住所又は居所、氏名又は名称、法人の場合は代表者の氏名を記載します。

そして、添付書面として、登録義務者から登録権利者に対して当該商標権の譲渡があったことを証する譲渡証書、登録権利者が登録義務者の承諾書を得て単独で本申請を行う場合には、その登録義務者の単独申請承諾書、代理人により申請を行う場合には委任状等を添付します。

最後に、左上方部に収入印紙30,000円分を貼付し、その下側に（30,000円）と記載します。

このような書面を特許庁に提出することにより、個人から法人名義へ商標権の登録名義人を変更することができます。